
Backroomsとは何か
結論から言います。Backrooms(バックルーム)は、2019年にアメリカの匿名掲示板4chanから生まれた都市伝説で、現在もっとも急速に拡大しているホラーコンテンツのひとつです。
「現実世界からバグのように"落ちて"しまうと、無限に続く黄色い部屋に閉じ込められる」——この一文だけで背筋が寒くなりませんか?蛍光灯がジジジ…と鳴る薄暗い空間、湿ったカーペットの臭い、どこまでも続く同じ壁紙。出口はない。そして、あなたは一人ではない。
TikTokやYouTubeで爆発的に広まり、映画化も決定。日本でも「バックルーム」の検索数が急増しています。今回は、Backroomsの起源から各レベルの解説、「落ちる」条件まで徹底的に掘り下げます。
Backroomsの起源:4chanの一枚の写真
すべては2019年5月、4chanの/x/(パラノーマル)板に投稿された一枚の写真から始まりました。
その写真には、黄色い壁紙に覆われた無人のオフィス空間が写っていました。蛍光灯の不自然な明るさ、湿ったように見えるカーペット、どこにも続かないような通路。まるで「現実の裏側」を覗いてしまったかのような不気味さがありました。
この写真に付けられた説明が、Backroomsの原典となります。「もし現実の"ノークリップ"(壁抜けバグ)に遭遇してしまったら、あなたはBackroomsに落ちる。約6億平方マイルの単調な空間。蛍光灯のハム音、狂気を誘うような黄色い壁紙の臭い、どこまでも続く空っぽの部屋。あなたが不運なら、何かがあなたを見つけるだろう」
この短いテキストが、巨大なクリエイティブムーブメントの起点となりました。
なぜあの写真はここまで広まったのか
あの一枚の写真が特別だったのは、「どこかで見たことがある」という感覚を多くの人が共有できたからだと思う。1990年代〜2000年代初頭に建てられたオフィスや学校の内装、あの安っぽい蛍光灯、誰も使っていない会議室の廊下。欧米でも日本でも、共通して「あった」風景なんだ。
人は、完全に知らないものよりも「知っているのに少しだけ違う」ものに強い不安を覚える。心理学では「不気味の谷」とも呼ばれる現象に近い。あの写真には、懐かしさと違和感が絶妙に同居していた。それが世界中で瞬時に拡散した理由だと思う。
なぜBackroomsは怖いのか:リミナルスペースの恐怖
Backroomsの恐怖の核心にあるのは、「リミナルスペース」という概念です。
リミナルスペース(liminal space)とは、「移行の空間」を意味します。廊下、階段、待合室、閉店後のショッピングモール…。本来は人がいるはずなのに誰もいない空間。通過するためだけに存在するのに、そこに留まっている状態。この「本来の用途から外れた空間」が生む不気味さを、リミナリティと呼びます。
Backroomsは、このリミナルスペースの恐怖を極限まで拡張したものです。あの黄色い部屋は、80年代〜90年代のオフィスや学校の内装を想起させます。誰もが「どこかで見たことがある」と感じる風景。しかし、それが無限に続くとなると、懐かしさは恐怖に変わります。
「孤独」という恐怖の正体
Backroomsが他のホラーコンテンツと大きく違う点のひとつが、「誰もいない」という恐怖を前面に出している部分だ。
怪物が出てくるホラーは、怖いけど「敵がいる」という意味では世界に他者がいる。でもBackroomsのLevel 0は、エンティティもほとんど出現しない。ただ、ひたすら一人で歩き続ける。同じ廊下が繰り返される。声を出しても誰も答えない。この「完全な孤独の中でさまよう」という感覚が、じわじわと精神を削ってくる。
人間にとって、完全な孤立は怪物と同じかそれ以上に恐ろしい体験だ。Backroomsはその点をよくわかって設計されている。
蛍光灯のハム音がなぜ怖いのか
Backroomsの描写に必ず登場するのが「蛍光灯のハム音(buzz)」だ。あの低くジジジ…と鳴る音は、実は人間の神経系に直接作用する種類の音に近い。
静かな場所に長時間いると耳鳴りに似た感覚が起きることがある。蛍光灯のハム音はその閾値付近の周波数帯で鳴り続けるため、聴き続けていると脳が「異常な静けさ」と「継続する刺激」のあいだで混乱し始める。Backroomsがわざわざこの音を描写するのは、単なる演出じゃない。あの音自体がもたらす不快感を正確に知っているからこそ、あそこまで徹底して描写されているんだと思う。
Backroomsのレベル一覧
コミュニティの発展とともに、Backroomsは単なる「黄色い部屋」から巨大な世界観へと広がりました。現在、公式Wikiには数百のレベルが記録されています。その中から、特に有名なものを見ていきましょう。
Level 0:The Lobby(ロビー)
もっとも有名な、原典の黄色い部屋。約6億平方マイルの広さを持つとされ、蛍光灯、黄色い壁紙、湿ったカーペットが特徴。ほとんどのエンティティ(怪物)は存在しないが、長時間滞在すると精神を蝕まれる。壁を突き抜けるか、特定の条件を満たすとLevel 1に進める。
Level 1:Habitable Zone(居住可能区域)
コンクリートの壁と天井、暗い倉庫のような空間。Level 0よりも広く、物資が散在していることがある。ここからエンティティの出現率が上がり始める。水たまりや配管が存在し、水音が常に響いている。
Level 2:Pipe Dreams(配管の夢)
暗く狭い配管トンネルの迷路。熱く、蒸気が充満している。エンティティの密度が高く、もっとも危険なレベルのひとつとされる。パイプの間から異音が聞こえ、何かが追いかけてくる感覚が常につきまとう。
Level 3:Electrical Station(電気施設)
巨大な電気施設のような空間。機械の轟音が鳴り響き、通路は狭く入り組んでいる。一部のエリアは完全な暗闇で、ライトなしでは進めない。
Level 4:Empty Office(空のオフィス)
Level 0に似ているが、より現代的なオフィスの内装。デスク、パーティション、モニターが並んでいるが、すべて電源が入っていない。ここは比較的安全とされ、「安全なレベル」として知られている。
Level !(ラン・フォー・ユア・ライフ)
真っ暗な空間に赤い非常灯だけが灯る。このレベルに入った瞬間、大量のエンティティが追いかけてくる。文字通り「走って逃げろ」以外の選択肢がない、最恐レベルのひとつ。
Level 37:The Beach(ビーチ)
多くのレベルが暗く閉鎖的な空間なのに対し、Level 37は異彩を放っている。薄曇りの空の下、どこまでも続く砂浜と穏やかな海。太陽は見えないが、明るい。人工物もない。エンティティも存在しない——と報告されている。
ただし「穏やかすぎる」という点が不気味だ。Backrooms内での安全な場所は必ずどこかに罠がある。このビーチも、長時間いると時間感覚が狂い始め、気づけば何日も経っていた、という報告がある。「安全に見える場所ほど疑え」という教訓を体現しているレベルだ。
Level 94:The Suburb(郊外住宅地)
どこにでもある普通のアメリカ郊外の住宅街。芝生、カーポート、ポストに並ぶポスト。ただし、どの家のドアも施錠されていて入れない。車も止まっているが動かない。夜になると各家の窓から光が漏れ始めるが、中に誰かいる気配はない。
このレベルが特に怖いのは「ほぼ現実と同じ」だからだ。ちょっと変な普通の街。でも絶対に誰も助けに来ない。逃げ出す方法も見つからない。Level 0の黄色い部屋より、ある意味もっと絶望感がある。
Backroomsのエンティティ(怪物)
Backroomsの空間には、さまざまな「エンティティ」が存在するとされています。
なかでも遭遇頻度が高いのがBacteria(バクテリア)。人型だが顔がなく、素早い動きで距離を詰めてくる。厄介なのがSkin-Stealer(スキンスティーラー)で、こちらは人間に化けて近づき、油断した瞬間を狙う。見た目では判断できない分、ある意味もっとも恐ろしい。そしてBackroomsの「顔」とも言えるのがSmiler(スマイラー)だ。暗闇の中でぼんやりと光る笑顔だけが浮かびあがる——姿が見えないぶん、どこにいるかわからない不気味さがある。
エンティティとの正しい向き合い方
Backroomsの設定では、エンティティごとに「行動パターン」や「対処法」が詳細に記録されている。たとえばSmilerに対しては「光の当たる場所にいれば現れない」「走って逃げると追いかけてくる」とされている。Bacteriaは「音に反応する」ため、静かに移動することが生存の鍵になる。
こうした「攻略情報」が丁寧に整備されている点は、SCPやモンスターハンターのモンスター図鑑に近い楽しみ方ができる。ただのホラーじゃなく、「生き延びるための知識」として読めるのが、Backroomsコミュニティの独特な文化だ。
これらのエンティティは、SCPのオブジェクトと同様にコミュニティによって創作されたものですが、そのディテールの細かさと恐怖演出の巧みさは、一級のホラーコンテンツと言えます。
Backroomsに「落ちる」方法
Backroomsの設定では、現実世界からノークリップしてしまう条件がいくつか語られています。
壁や床の「テクスチャが薄い」場所で、現実の境界が弱まっている瞬間に踏み込んでしまうこと。具体的には、見覚えのない廊下を歩いているとき、夜中にオフィスで残業しているとき、閉店後の商業施設に取り残されたとき——などが「落ちやすい」状況とされています。
もちろんこれはフィクションの設定ですが、誰もが日常で感じたことのある「あれ、この空間なんか変だな」という感覚を巧みに利用しています。エレベーターのドアが開いた先が見知らぬフロアだったら。夜中のオフィスの照明がいつもと違って見えたら。その瞬間、あなたはBackroomsの入口に立っているのかもしれません。
「落ちた後」の生存マニュアル(フィクション)
Backroomsコミュニティには、「もし落ちてしまったら」という設定でまとめられた生存マニュアルが存在する。フィクションとして楽しむものだが、その内容がやたら具体的で妙なリアリティがある。
まずパニックにならないこと。大きな音を立てるとエンティティを引き寄せる可能性がある。次に水と食料を確保する。Backroomsの一部のレベルには、封の開いていない食料や飲料水が散在していることがある(出所は不明だが、食べてもいいとされている)。そして一人で行動しない。Backrooms内には他の「落ちた人間」が存在することがあり、グループを作ることで生存率が上がると言われている。
最後に、出口を探し続けること。「ノークリップ」は入る方向にも出る方向にも機能する。壁を意識せずに歩き続けると、ある瞬間にすり抜けて現実に戻れる場合があるとされている。ただしどの壁でノークリップが起きるかは完全にランダムで、一生見つからない人もいる——という絶望的な設定になっている。
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Kane Pixelsとバックルーム映像革命
Backroomsを語るうえで、Kane Pixelsというクリエイターの存在は外せない。
2022年1月、当時16歳のKane Parsonsが投稿したBackrooms映像は、瞬く間に数百万再生を記録した。「Backrooms(Found Footage)」と題されたその映像は、まるで本物のビデオカメラで撮影したかのような質感で、現実世界からBackroomsに落ちる瞬間から始まる。
映像の何が特別だったかというと、CGでありながら「手作り感のある粗さ」を徹底的に再現していた点だ。高精細すぎるCGではなく、あえてノイズを入れ、カメラの手ぶれを加え、蛍光灯の光が微妙にちらつく。その「作り込みすぎない作り込み」が、見る者に「これは本物かもしれない」という錯覚を与えた。
Kane Pixelsシリーズのストーリーライン
Kane Pixelsの映像は単発ではなく、シリーズとして続いている。主人公の少年がBackroomsに落ちた後、その空間を調査しようとする謎の組織との接触、そして脱出を試みる過程が描かれる。
特筆すべきは、そのストーリー構成の完成度だ。各エピソードに伏線が張られ、視聴者がコメント欄で考察を共有する。「3:42に映った影は何か」「あの数字の意味は」——コンテンツを受動的に見るだけでなく、視聴者全員が参加する謎解きになっている。これはBackroomsという世界観の「オープンソース性」とも相性がよく、誰もが新しい解釈を持ち込める余白を残している。
A24による映画化もこのシリーズがきっかけだ。Kane本人がプロデューサーとして参加する予定とも報じられており、インターネット発のコンテンツが正式な映画産業に取り込まれた事例として、メディア史的にも注目されている。
Backroomsと日本のホラーの共通点
Backroomsは一見するとアメリカ発の都市伝説ですが、日本のホラーと深い共通点があります。
たとえばきさらぎ駅。電車に乗っていたら知らない駅に降ろされた、という話は「ノークリップして別の空間に落ちた」状態とほぼ同じだ。現実から切り離されて、帰り方もわからない。構造が一致しているのは偶然じゃないと思う。
異世界エレベーターも似ている。特定の順番でボタンを押すと異世界に繋がる、という発想は、Backroomsの「特定の条件を満たすと落ちる」というルールと重なる。どちらも「日常の中に隠し扉がある」という恐怖で成り立っている。
そしてくねくね。田んぼの向こうにいる白い影を見続けると正気を失う——「理解しようとすること自体が危険」という点は、Backroomsで長時間滞在すると精神が壊れていくのと同じ怖さだ。人間の認識の限界を突いてくる。
つまり、Backroomsは「異界に迷い込む」という人類共通の恐怖を、現代のゲーム文化(ノークリップ)の文脈で再解釈したものと言えるのです。
日本独自のリミナルスペース
Backroomsのコミュニティでは、日本固有のリミナルスペースを題材にした「レベル」も創作されている。「Level 日本」「Level 昭和」などと呼ばれるもので、日本の廃校の体育館、閉店したデパートの屋上遊園地、団地の薄暗い踊り場などが舞台になっている。
正直、こっちのほうが日本人には刺さる。あの団地の踊り場の匂い、閉店後のゲームセンターの静けさ。誰でも一度はあの感覚を経験したことがあるはずだ。Backroomsは「黄色い壁紙のオフィス」だから自分には無関係と思っていた人も、「昭和の廃校バージョン」と聞いた瞬間に話が変わってくる。
SCPファウンデーションとBackroomsの関係
Backroomsを語るとき、どうしても比較されるのがSCPファウンデーションだ。どちらもネット発のホラー創作コミュニティであり、世界観の拡張方法も似ている。
SCP(Special Containment Procedures)は、異常な物体や生命体を「収容」する秘密機関の公式文書という体裁で書かれたホラーコンテンツだ。2008年ごろから広がり、現在では数千のエントリーを持つ巨大な世界観になっている。
両者の最大の共通点は、「誰でも創作に参加できる」という点だ。公式作者が設定を独占するのではなく、コミュニティ全体で世界観を構築していく。そのぶん設定に矛盾も生じるが、それ自体が「どれが正史なのかわからない」という不気味さにもつながっている。
違いがあるとすれば、SCPが「収容する側(機関)の視点」で語られるのに対し、Backroomsは「落ちてしまった側(被害者)の視点」が中心という点だ。読み手が感情移入する対象が違う。Backroomsのほうが「自分がその場にいたら」という一人称の恐怖に直結しやすい。
Backroomsの映画・ゲーム展開
Backroomsは映画化やゲーム化が進んでいます。
YouTubeクリエイターのKane Pixelsが制作したBackroomsのファウンドフッテージ風映像シリーズは、累計数億回再生を記録。この映像がA24(ミッドサマー、ヘレディタリーなどを手がけた映画スタジオ)の目に留まり、長編映画化が決定しています。
ゲームでは、Steamで複数のBackrooms系ホラーゲームがリリースされており、VRでBackroomsを体験できるタイトルも人気を集めています。「自分がBackroomsに落ちたらどうなるか」を疑似体験できるという点で、他のホラーコンテンツにはない没入感があります。
Backrooms系ゲームのおすすめタイトル
Steamで現在プレイできるBackrooms系タイトルを何本か紹介しておく。
「The Backrooms 1998」は、1998年のVHSカメラ映像という設定でプレイするホラーゲームだ。画質の粗さと色調補正が絶妙で、本物のビデオテープを見ているような感覚になる。エンティティとの追いかけっこより、その「空気感」を楽しむタイプのゲームだ。
「Escape The Backrooms」はマルチプレイ対応で、最大4人でLevel 0から脱出を目指す。一人でプレイすると恐怖だが、友人と一緒にやると「これどっちに行けばいいんだよ」と笑えるシーンも生まれる。ホラーとしてだけでなく、パーティーゲームとして楽しめる。
どちらも難易度は高くなく、ホラーゲーム初心者でも試しやすい。ただし深夜に一人でやるのは推奨しない。あの蛍光灯のジジジ音がヘッドフォン越しだと本当にキツい。
よくある質問
Backroomsは実在する?
実在しません。4chanの匿名投稿から始まったクリエイティブフィクションです。ただし、Backroomsのモデルとなった「リミナルスペース」は実在する概念であり、閉店後の商業施設や深夜のオフィスなど、日常の中にBackrooms的な空間は存在します。
Backroomsのレベルはいくつある?
コミュニティWikiには数百のレベルが登録されていますが、「公式」は存在しません。Backroomsはオープンソースの創作プロジェクトであり、誰でも新しいレベルを追加できます。SCPと同様の構造です。
日本版Backroomsはある?
明確な「日本版」は存在しませんが、きさらぎ駅や異世界エレベーターなど、「現実から異世界に迷い込む」系の都市伝説は日本に多数あります。また、日本のBackroomsコミュニティでは「Level 日本」として、学校の放課後の廊下やデパートの閉鎖フロアなど、日本特有のリミナルスペースが創作されています。
Backroomsはどこで楽しめる?
手軽に入門するなら、YouTubeでKane Pixelsのシリーズを見るのが一番だ。英語だが字幕をつければ問題ない。もっと設定を読み込みたいなら、Backrooms Wikiで気になるレベルのページを読む。ゲームで体験したいなら、SteamでBackroomsと検索すれば複数タイトルが出てくる。日本語のコミュニティはRedditよりもTwitter(X)のほうが活発で、「#バックルーム」タグで検索すると日本語の考察や創作が多数出てくる。
まとめ:なぜ私たちはBackroomsに惹かれるのか
Backroomsの魅力は、その恐怖が「どこにでもある日常の風景」から生まれている点にあります。
夜中のオフィス、閉店後のショッピングモール、誰もいない学校の廊下。私たちは日常的にこうした空間を通過していますが、普段は意識していません。しかし、ふとした瞬間に「この空間、なんか変だな」と感じることがある。
Backroomsは、その「なんか変だな」という感覚に名前を与えた存在です。そして一度名前がつくと、もう元には戻れない。次にオフィスの蛍光灯がジジジ…と鳴ったとき、あなたはBackroomsのことを思い出すでしょう。
4chanの一枚の写真がここまで大きな文化を生んだのは、あの写真が「誰かの記憶」を刺激したからだと思う。特定の誰かの体験じゃなく、世界中の多くの人が「どこかで経験した」と感じる普遍的な風景。それがホラーになった。
現代のホラーコンテンツは、怪物の造形や驚かせるギミックを競う方向に行きがちだ。でもBackroomsは逆を行く。怪物を最小限に抑え、空間そのものと孤独で戦わせる。派手さより静けさで恐怖を作る。その方向性が、多くの人に刺さったんだと思う。
…あなたがいるその部屋の壁紙は、何色ですか?
参考文献・出典
- Know Your Meme - The Backrooms
- Fandom - Backrooms Wiki
- Reddit - r/backrooms
- 4chan /x/ - Original Backrooms Post(2019年5月)
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