よう、シンヤだ。今夜はSwitch勢に向けて話そうと思ってさ。携帯モードで布団の中からホラーやるのって、あれ独特の怖さがあるんだよな。画面が近い分、没入感がエグいっていうか。Switchで遊べる怖いやつ、がっつり集めてきたから付き合ってくれ。

Switchホラーゲームおすすめ15選|ニンテンドースイッチで遊べる最恐タイトル

導入

Nintendo Switchでホラーゲームをやったことがない人は、わりと損をしている。家でも外でも遊べるうえに、携帯モードだと画面との距離が近くて没入感が段違いだ。実際、Switchには優秀なホラータイトルがかなり揃っている。今回はその中から厳選した15本を紹介していく。

「Switchでホラーなんて大したことないだろう」と思っている人がいたら、その考えは改めた方がいい。PS5やPCのグラフィック性能には及ばないかもしれないが、ホラーの本質は映像の綺麗さじゃない。暗闇の中で、手元の小さな画面に集中しているとき、不意に鳴る物音や画面の端に映る何かに気づいてしまう——あの瞬間の恐怖は、スペックでは測れないものだ。

Switchホラーゲームの特徴

Switchでホラーを遊ぶ最大の魅力は、場所を選ばないことだ。深夜の布団の中、暗くした部屋、旅先のホテル——プレイする環境を自分で作れる。これがPCやPS5だとそうはいかない。テレビの前に座るしかないわけで、自由度が全然違う。

画面サイズも実は絶妙で、大画面の迫力とはまた違う「すぐそこにある恐怖」を味わえる。顔のすぐ近くで何かが動く感覚は、携帯モードならではのものだ。それに加えて、Joyコンの振動がかなり効いている。床がきしむ、何かがぶつかる、心臓が脈打つ——こういった表現が手元から伝わってくるのは、想像以上に心臓に悪い。

もう一つ地味だけど大きいのが、イヤホンとの相性だ。Switchにイヤホンを挿して携帯モードでプレイすると、外界の音が完全に遮断される。ホラーゲームの音響設計は驚くほど緻密で、遠くから聞こえる足音、壁の向こうの呼吸音、突然途切れるBGM——こういった細部がイヤホンだとダイレクトに鼓膜に届く。テレビのスピーカーでは気づかなかった音が聞こえてしまうのは、嬉しいような怖いような、複雑な気持ちになる。

ホラー初心者がSwitchから始めるべき理由

ホラーゲームに手を出したいけど怖すぎるのは嫌だ、という人はかなり多いと思う。そういう人にこそSwitchを勧めたい。理由は単純で、怖くなったらすぐにスリープできるからだ。ボタン一つで画面が暗くなり、現実に戻れる。PCやPS5だとメニューを開いてセーブして終了して……とワンクッションあるが、Switchのスリープは一瞬で、この安心感が意外と大きい。

それに、Switchのホラーゲームはインディーズ作品が多く、プレイ時間が短めのものも充実している。2〜3時間で終わるタイトルなら、週末の夜に一気にクリアできる。ホラー映画を一本観る感覚で手を出せるのは、初心者にとってかなりハードルが低いはずだ。

一人プレイ5選

1.帰宅部活動記録

Switchホラーの代表格。舞台は廃校舎で、やることはシンプルに「歩いて、見て、怖がる」。限定された空間の中で心理的にじわじわ追い詰められていく設計が秀逸で、派手な演出に頼らず、無言の不安をずっと抱えたままプレイすることになる。終わった後もしばらく引きずるタイプの怖さだ。

このゲームの巧みなところは、プレイヤー自身の想像力を最大の武器にしている点だ。はっきりとした化け物が出てくるわけではなく、「何かがいるかもしれない」という予感だけで恐怖を構築している。廊下の奥の暗がりに何かが見えた気がする、教室の机が微妙に動いている気がする——その「気がする」がずっと続く。結果として、プレイヤーごとに怖さの感じ方がまったく違うのが面白い。携帯モードで遊ぶと、廃校舎の静寂がイヤホンから直に伝わってきて、怖さが二割増しになる。

2.深夜廻

深夜の住宅地を一人で歩き回るゲームと聞くと地味に感じるかもしれない。だが、これが本当に怖い。見慣れた街灯、公園のブランコ、コンビニの駐車場——昼間なら何でもない場所が、夜になるだけでここまで不気味になるのかと思い知らされる。日常が壊れる瞬間の描写は、数あるホラーゲームの中でも群を抜いている。

前作「夜廻」の続編にあたる本作は、二人の少女の視点で物語が進む。片方の少女の行動がもう片方に影響を与えるという構成で、単純に怖いだけでなく物語としての奥行きもある。街を歩いていると突然画面に何かが映り込む演出があるのだが、これが携帯モードだと本当にビクッとなる。暗い部屋でプレイしていると、画面の中の暗闘と現実の暗闇が混ざり合って、自分がどこにいるのか一瞬わからなくなる。その感覚が、このゲーム最大の恐怖だと個人的には思っている。

3.かまいたちの夜 輪廻彦一の湯

サウンドノベルの古典「かまいたちの夜」がSwitchで遊べる。映像での演出は最小限、テキストと音だけで恐怖を構築しているのに、下手なグラフィック重視のホラーより怖い。プレイヤーの選択で物語が大きく分岐するから、一度クリアしても全然終わらない。何周しても「こんなルートあったのか」と驚かされるのは、この作品の完成度の高さだろう。

雪山のペンションに閉じ込められた男女が、一人また一人と殺されていく。シチュエーションだけ聞くとベタだが、チュンソフトの文章力がそれを特別なものにしている。疑っていた相手が実は味方だったり、信頼していた人物が裏で糸を引いていたり、プレイヤーの推理をことごとく裏切ってくる。テキストだけで構成されているからこそ、文字を読むスピードが自然と遅くなる。次のページをめくるのが怖い——その感覚は、小説とも映画とも違う、サウンドノベルだけのものだ。

4.魔女の家

見た目はドット絵のRPG風で、最初は「本当にこれホラー?」と思う。思うのだが、進めていくうちにその印象は完全にひっくり返る。可愛らしいグラフィックが逆に不気味さを増幅させていて、油断したところに容赦なく恐怖が襲ってくる。特に終盤の展開は、プレイヤーの想像をはるかに超えてくるので覚悟してほしい。

もともとフリーゲームとして公開され、その完成度の高さから話題になった作品だ。Switch版ではグラフィックが刷新され、遊びやすさも向上している。このゲームの真骨頂は「死にゲー」としての側面で、あちこちに即死トラップが仕掛けられている。部屋に入った瞬間に潰される、アイテムを取ったら床が抜ける、そういった理不尽さが逆にクセになる。何度も死ぬうちに「この家は本気で自分を殺しに来ている」という実感が湧いてきて、恐怖が加速していく。そして真エンドにたどり着いたとき、それまでの体験すべてがひっくり返される衝撃は、言葉にしにくいものがある。ネタバレは避けるが、クリア後に最初からやり直すと、まったく違うゲームに見えるはずだ。

5.ひぐらしのなく頃に

Switchでは完全版が配信されているビジュアルノベル。田舎の村で起きる連続殺人事件を描いた作品で、日本のホラーカルチャーに大きな影響を与えた一本だ。最初はのどかな学園モノに見えるのに、気づいたら取り返しのつかない場所まで連れていかれている。その落差が、この作品最大の武器になっている。

全8編で構成される本作は、前半4編が「出題編」、後半4編が「解答編」という構造になっている。出題編では「何が起きたのか」がわからないまま恐怖だけが積み重なっていき、解答編で真相が明かされるたびに「そういうことだったのか」と膝を打つ。総プレイ時間は50時間を超えるが、読み始めたら止められない中毒性がある。通勤電車の中でプレイしていて、周囲の目も気にせず画面に釘付けになっている人をSNSで何人も見かけた。それくらい引き込まれる作品だ。

一人プレイのホラーを最大限楽しむコツ

せっかくSwitchでホラーをやるなら、環境づくりにもこだわってほしい。まず部屋は暗くする。これは基本中の基本だが、完全な暗闇ではなく、間接照明だけ残すくらいがちょうどいい。完全に真っ暗だと画面の反射で自分の顔が映り込んで別の意味で怖くなるし、目も疲れる。

イヤホンは必須だ。さっきも触れたが、ホラーゲームの音響設計はイヤホンで聴くことを前提に作られていることが多い。スピーカーだと聞き逃す音が確実にある。できればノイズキャンセリング付きのものがいい。外界の音を完全にシャットアウトした状態でプレイすると、没入感が桁違いになる。

時間帯は言うまでもなく深夜がベストだ。外が静かで、家族も寝静まった後の時間。昼間にプレイしても怖いものは怖いが、深夜だと自分の中の警戒心が自然と高まっていて、ゲームへの感受性が全然違う。ただし、翌日の予定がある場合は注意が必要だ。怖くて眠れなくなるリスクは本気で考慮した方がいい。

協力プレイ5選

6.Identity V

鬼ごっこ×ホラーの非対称マルチプレイ。一人が鬼(ハンター)、残りがサバイバーとなって脱出を目指す。一人でやっても十分怖いのだが、友人と通話しながらやると「後ろ来てる!」「いやお前が囮やれよ!」と阿鼻叫喚になる。怖さと笑いが同居する不思議な体験ができるゲームだ。

基本プレイ無料で始められるのも敷居が低くていい。キャラクターごとに固有のスキルがあり、チームの構成によって立ち回りが変わるから戦略性も高い。ハンター側をプレイすると「追う恐怖」ではなく「追われる側の必死さ」が伝わってきて、また違った面白さがある。定期的にアップデートが入るので、長く遊べるのもポイントだ。

7.ゴーストトリック

幽霊になった主人公が、死の真相を追いながら謎を解いていく。ホラーというよりはミステリー寄りだが、幽霊視点で世界を見るという設定自体がじわじわ不気味で、友人と「ここどうする?」「いや絶対あれ触っちゃダメだろ」と相談しながら進めるのが楽しい。謎が解けた瞬間の気持ちよさも格別だ。

カプコンの巧舟が手がけた作品で、「逆転裁判」シリーズと同じく軽妙な会話劇が持ち味。死者の魂がモノに憑依して動かすというパズル要素が中心で、制限時間内に正しい手順を見つけなければならない緊張感がある。物語の伏線回収は見事の一言で、最後まで遊ぶと序盤の何気ないシーンがすべて意味を持っていたことに気づく。怖さよりも驚きと感動が勝る作品だが、ホラー好きなら必ずハマるタイプのゲームだ。

8.The Forest

墜落事故の生存者として森でサバイバルするホラーゲーム。木を切り、シェルターを建て、食料を確保する——と書くとクラフトゲームっぽいが、この森には明らかに人間じゃない何かが住んでいる。一人だと心が折れる場面でも、友人と一緒なら「お前が見張り、俺が建築」と役割分担できる。ただし、夜になると結局二人とも怯えることになるのだが。

昼間は比較的安全で、木を伐採したり罠を仕掛けたりと準備に集中できる。問題は夜だ。暗闇の中から聞こえてくる奇妙な鳴き声、松明の明かりの外でうごめく影、焚き火に近づいてくる異形の存在——昼の平穏があるからこそ、夜の恐怖が際立つ。友人と一緒にプレイしていても、洞窟の奥深くに潜ったときの絶望感は本物で、「もう引き返そう」「いや、もう少しだけ」という葛藤が毎回生まれる。協力プレイの醍醐味が詰まったタイトルだ。

9.呪怨: The Grudge 黒い水

あの映画「呪怨」のゲーム化作品。呪いの館を複数人で探索できるのだが、人数が増えたところで怖いものは怖い。むしろ誰かが先に悲鳴を上げると連鎖的にパニックになるので、一人のときとは違う種類の恐怖がある。映画を観た人なら、あの「あ、来る」という感覚を思い出すはずだ。

映画版の雰囲気をかなり忠実に再現していて、じっとりとした日本家屋の空気感がSwitchの小さな画面からも伝わってくる。天井裏から聞こえる足音、開かないはずのドアがゆっくり開く、振り返ったら誰もいない——こういった演出が丁寧に作り込まれている。友人と通話しながらプレイしていると、ゲーム内の音と通話相手の声が混ざって、どっちがゲームの音でどっちが現実の音なのか一瞬わからなくなる瞬間がある。それが地味に一番怖かったりする。

10.Dread Hunger

北極を舞台にしたサバイバルホラー。極寒の環境で仲間と協力して生き延びるのだが、この手のゲームの常として「仲間の中に裏切り者がいるかもしれない」という疑心暗鬼がつきまとう。吹雪の中で食料が尽きかけたとき、隣にいるプレイヤーが本当に味方なのか——その緊張感がこのゲーム独自のホラーになっている。

最大8人でプレイでき、そのうち2人が裏切り者(スロール)として紛れ込んでいる。表向きは協力しながら、裏で味方を妨害するという「人狼」的な要素がある。吹雪で視界が奪われる中、仲間が一人消えたとき、残ったメンバーの間に流れる沈黙は本当にゾッとする。ゲームの恐怖というより、人間に対する恐怖だ。プレイ後に「あのときお前が食料隠してただろ」と友人と言い合いになるところまで含めてこのゲームの体験だと思う。

協力プレイで怖さを共有する醍醐味

ホラーゲームを誰かと一緒にプレイすることには、一人では得られない独特の価値がある。怖い場面で誰かが叫ぶと、つられてこっちも叫んでしまう。その連鎖反応がおかしくて笑ってしまうのだが、笑った直後にまた怖い演出が来て、感情が忙しいことこの上ない。

また、自分一人だと怖くて進めない場面でも、「じゃあ俺が先に行くから」と言ってくれる仲間がいると心強い。もちろん、その仲間が先に進んだ瞬間に何かが起きて絶叫するのがお約束なのだが。恐怖を共有するという体験は、一緒にプレイした人との思い出にもなる。「あのとき本当に怖かったよな」という会話が、何年経っても出てくる。これはソロプレイでは得られないものだ。

インディーズ5選

11.Night in the Woods

動物キャラクターが暮らす田舎町を舞台にしたアドベンチャーで、見た目はほのぼのしている。だが、プレイしていくうちに漂い始める「何かがおかしい」という感覚が止まらなくなる。将来への不安、居場所のなさ、町に潜む秘密——直接的な恐怖演出はほとんどないのに、プレイ後にずっと心に残る不穏さがある。ホラーの定義を広げてくれる一本だ。

主人公のメイは大学を中退して地元に戻ってきた若者で、その設定自体がリアルな不安を呼び起こす。友人たちとの関係、閉塞感のある町、先の見えない将来——こういったテーマがホラー要素と絡み合うことで、単なる怖いゲームでは終わらない深みが生まれている。夜のシーンで町を歩き回っていると、現実の自分の不安と主人公の不安が重なってくる瞬間がある。それが一番怖い。ゲームを閉じた後も、窓の外の街並みがどこか違って見える——そんな体験をさせてくれる稀有な作品だ。

12.Little Nightmares

小さな少女を操作して、巨大で不気味な施設から脱出する。敵はとにかくデカくて気持ち悪い。追いかけられるパートの緊張感は尋常じゃなく、何度やっても心臓がバクバクする。インディーゲームとは思えないほどアートの完成度が高く、恐怖と美しさが共存しているのが特徴的だ。食事シーンのおぞましさは一度見たら忘れられない。

このゲームの世界観は徹底してセリフなしで語られる。テキストも音声もなく、映像と音楽だけで物語が進行する。だからこそ、プレイヤー自身が「この場所は何なのか」「なぜ自分はここにいるのか」を考え続けることになる。答えが明示されないからこそ、想像力が暴走して、余計に怖くなる。続編の「Little Nightmares II」もSwitchで遊べるので、ハマったら迷わず手を伸ばしてほしい。前作以上に追いかけられるシーンの演出が洗練されていて、コントローラーを握る手が汗でぐしょぐしょになること請け合いだ。

13.The Forgotten City

古代ローマの地下都市に閉じ込められ、タイムループしながら真実を探る。ホラーというよりスリラーに近いが、「全員が黄金の掟を守らなければ全滅する」というルールのもとで住民の秘密を暴いていく過程は、ぞっとするほど人間の醜さを突きつけてくる。謎が解けるたびに「知らなければよかった」と思わされる、知的な恐怖がここにある。

もとはSkyrimのMODとして制作された作品が、独立したタイトルとして生まれ変わったものだ。タイムループの仕組みがよくできていて、一周目では見逃していた手がかりが二周目で意味を持ち、三周目で全体像が見えてくる。住民一人ひとりの行動パターンを観察し、会話の矛盾を突いていく探偵的な面白さがある。「怖い」というより「背筋が冷たくなる」タイプの作品で、人間の本性に触れてしまう居心地の悪さがプレイ中ずっとつきまとう。

14.世界のアソビ大全51

「え、これホラー?」と思うだろう。たしかにパーティーゲーム集なのだが、深夜に一人でCPU相手にボードゲームを延々やっていると、妙な寂しさと不安に襲われる瞬間がある。これはホラーゲームというより、ホラー的な体験を自分で生み出してしまう装置と言った方が正確かもしれない。異色枠として入れておく。

冗談半分で入れているように見えるかもしれないが、わりと本気だ。深夜3時にCPUとオセロをやっていると、「自分は今何をしているのか」という実存的な恐怖に襲われる。CPUの手番を待っている数秒間の静寂、勝っても誰にも祝われない虚無感、それでもなぜかやめられない中毒性——これを恐怖と呼ばずに何と呼ぶのか。ある意味、このリストの中で一番怖いかもしれない。

15.Detention

台湾の白色テロ時代を背景にしたホラーゲーム。政治的な弾圧と超常現象が絡み合い、他のどのホラーとも違う空気をまとっている。台湾独自の民間信仰や風習がゲームデザインに組み込まれていて、日本のホラーともアメリカのホラーとも異なる恐怖の形を見せてくれる。携帯モードでじっくり向き合うのにぴったりのタイトルだ。

台湾の歴史を知らなくても十分に楽しめるが、知っているとさらに深い恐怖を感じるだろう。戒厳令下の台湾で、禁じられた書物を読んでいた学生たちが辿る運命。超常的な恐怖と、人間が人間を弾圧するという現実の恐怖が二重に襲ってくる。ゲームとしてはサイドスクロールの探索型で、東洋的なおどろおどろしいビジュアルが強烈な印象を残す。道教のお札、紙銭、供え物といった東アジアの宗教文化が恐怖の装置として機能していて、和製ホラーとはまた違う種類のゾクゾク感がある。プレイ時間は4〜5時間と短めなので、一夜で駆け抜けられるのもいい。

インディーホラーの魅力

大手メーカーのホラーゲームが「万人が怖いと感じる」方向に寄せてくるのに対して、インディーホラーは作り手の個人的な恐怖感覚が色濃く出る。だからこそ、刺さる人にはとんでもなく深く刺さる。Little Nightmaresの不条理な世界観にトラウマ級の衝撃を受ける人もいれば、Night in the Woodsの静かな不穏さに夜も眠れなくなる人もいる。

Switchのeショップにはインディーホラーが大量に並んでいて、正直玉石混交ではある。だが、当たりを引いたときの衝撃は大手タイトルに勝るとも劣らない。価格も1000〜2000円台のものが多いから、気になったものを片っ端から試すくらいの感覚でいい。そうやってお気に入りの一本を見つけたときの喜びは、ホラー好きの特権だろう。

Switchホラーゲームを選ぶポイント

ホラーゲームは合わないものを買うとただ苦痛なだけなので、選び方は割と大事だ。プレイ時間はタイトルによってかなり差があり、2〜3時間で終わるものから40時間以上かかるものまである。寝る前にサクッと怖い思いをしたいのか、どっぷり浸かりたいのかで選ぶべきタイトルは変わってくる。

怖さの方向性も確認しておいた方がいい。グロテスクな描写でダイレクトに攻めてくるタイプと、雰囲気や心理描写でじわじわ追い込むタイプでは、体験がまったく別物だ。グロが苦手な人が間違えてスプラッター系を買うと目も当てられない。

それと、一人で遊ぶか誰かと遊ぶかも大きい。友人と一緒に叫びたいならマルチプレイ対応のタイトルを選べばいいし、自分だけの恐怖にどっぷり浸りたいならソロ専用の方が集中できる。

もう一つ見落としがちなのが、CEROレーティングだ。Switchのホラーゲームは全年齢対象のものからZ指定(18歳以上のみ対象)まで幅広い。特に家族と共有しているSwitchでプレイする場合、子どもがうっかり起動しないように注意した方がいい。ホラーに耐性のない家族が画面を覗き込んできて悲鳴を上げる、というのは笑い話のようでいて実際に起きるトラブルだ。

Switchでのプレイの利点

繰り返しになるが、Switchの最大の強みは場所を選ばないことだ。電車の中でホラーゲームをやっている人を見たら「この人やるな」と思ってほしい。カフェで静かにプレイするのもいいし、旅行先の知らない土地で夜中にやると、現実とゲームの境界が曖昧になってくる感覚を味わえる。

Joyコンの振動機能も見逃せない。ただコントローラーが震えるだけだろうと侮っていると痛い目を見る。暗い廊下を歩いているとき、手元からかすかに伝わる振動が「何かが近くにいる」という感覚を呼び起こす。視覚と聴覚だけでなく触覚にまで恐怖が及ぶのは、Switch特有の体験だ。

バッテリー持ちの問題だけは意識しておいた方がいい。ホラーゲームは画面が暗いシーンが多いから比較的バッテリーに優しいとはいえ、佳境に入ったところで充電切れになると恐怖が一気に冷める。没入感を途切れさせないために、プレイ前に充電を確認するか、充電ケーブルを手元に置いておくのが地味だけど大事なコツだ。

Switchホラーの今後に期待すること

Switchのホラーゲーム市場はここ数年で一気に充実してきた。かつては「携帯機でホラーなんて」と軽視されていたが、実際に遊んでみると据え置き機にはない独自の強みがあることがわかってきたからだろう。開発者側もSwitchの特性を理解した上で、携帯モードを前提とした恐怖演出を組み込むようになってきている。

個人的に期待しているのは、Switchのジャイロセンサーをホラー演出に活用するタイトルがもっと出てくることだ。本体を傾けると画面内の視界が動く、Switchを物理的に動かすことでゲーム内の行動が変わる——そういった仕組みとホラーの相性は抜群に良いはずだ。「振り返ったら何かいた」という演出を、プレイヤー自身が本体を回すことで体験できたら、それはもう新しい恐怖のカタチだろう。

まとめ

Switchのホラーゲームは、据え置き機のそれとはまた違った怖さを持っている。画面が近い、どこでも遊べる、振動が来る——この三つが組み合わさると、想像以上に心臓に悪い体験が待っている。

今回紹介した15本は、一人で黙々とやるもの、友人と騒ぎながらやるもの、インディーならではの尖った世界観を楽しむものと、方向性はバラバラだ。自分がどう怖がりたいかで選んでもらえればいい。

一つだけ忠告しておくと、携帯モードで布団に入ってホラーをやるのは本当にやめた方がいい。いや、やった方がいい。そこは自己責任で。

まだホラーゲームに触れたことがないなら、まずは短めのタイトルから手を出してみるといい。Detentionや魔女の家なら数時間で終わるし、合わなかったとしてもダメージは小さい。逆に、ひぐらしのなく頃にに手を出すなら、しばらくは他のことが手につかなくなる覚悟をしておいた方がいい。沼にはまるとは、まさにこういうことだ。

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Switchのホラーで物足りなくなったら、本当に怖いホラーゲーム25選や伊藤潤二のおすすめ作品10選にも手を伸ばしてみてほしい。ホラーの沼は広くて深い。一度入ると抜け出せなくなるが、それもまた楽しみのうちだ。

寝る前にSwitchでホラーやると確実に寝れなくなるから、そこだけ覚悟しとけよ。まあそれも含めて楽しいんだけどさ。シンヤでした、また次の記事で会おう。

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